【進撃の巨人】腕章逆の奴エレン説 その3
93話、94話で登場した腕章を逆の腕に付けていた兵士がエレンであると考察しました。
また、何故エレンが忍び込んだかについても考察しました。
【進撃の巨人】腕章逆の奴エレン説 その2 - 工学部の暇つぶし
というわけで今回は第3弾!
どのようにマーレに侵入したか、他の調査兵団も侵入しているのかについて考察していきたいと思います。
今週は腕章が逆の兵士についての記事ばかり書いていますが、今日で終わるので最後まで読んでいただければ嬉しいです。
本題に入ります。パラディ島とマーレの地形的な位置関係はこのようになっています。
(93話 闇夜の列車)
黒がマーレの領土、その右上の島がパラディ島です。
パラディ島は完全な孤島であり、陸路でマーレに侵入するのは不可能であることが分かります。
となると船を使って海から侵入したか、飛行船等を使って空から侵入したかのどちらかと言って良いでしょう。
壁内エルディア人は飛行船の技術なんてないと思う人もいるかもしれませんが、そのような物があることはグリシャの手記から知っているはずですし、数年前の段階で民間の手で気球レベルなら開発できてたっぽいので、今では飛行船を所有している可能性も捨てきれません。
(55話 痛み)
しかし、可能性が無くはないというだけで、船で侵入した可能性の方が高いと思います。
2話「その日」で船で住民を避難させる描写がありました。何年も前から、壁内エルディア人は船の技術を持っています。
加えて、93話「闇夜の列車」でのジークの発言から、パラディ島に向かったマーレの船が戻ってきていないということが分かります。
(93話 闇夜の列車)
この発言から、調査兵団はマーレの船を奪ってその船を使って侵入したという可能性が出てきます。もちろん、他の船でもいいのですが、その場合壁内で使っている船をエレンが運んだりしなければ使えません。また、マーレの方が技術が発展しているので、船の性能も高いでしょう。これらのことから、マーレの船を奪って侵入したという可能性が最も高いと予想しています。
では船を使ってどのように侵入したのかという話なんですが、マーレ人になりすまして船着き場に行ったらジークの発言に矛盾しますし、そんな目立つ侵入の仕方はしないでしょう。
となると、普通に考えて夜に人目につかない場所から上陸したのではないかなと思います。
また、同時に他の調査兵団も何人か侵入していると考えられます。さすがにエレン1人では問題が起きた時にどうしようもありませんし、ある程度人数がいた方が情報も効率良く集めることができます。しかし、全員がマーレに上陸するのはそれはそれで問題です。
その間にマーレがもう一度パラディ島作戦を開始した場合、間違いなく壁内エルディア人は滅ぼされてしまいます。始祖の巨人が奪われなければ大丈夫と言えば大丈夫ですが、王家の血を引くヒストリアは奪われる可能性が高く、そもそも壁内人類を見捨てるような選択肢を調査兵団は取らないでしょう。
誰が侵入して誰が残るかはさすがに分かりませんが、エレンを含む数人がマーレに侵入、残りはパラディ島に残った可能性が高いと思います。
以上でマーレ侵入の過程と調査兵団の動向についての考察を終わります。
今回は明確な根拠のない推測が非常に多いので、正確さには欠けるかもしれません(笑)
最後に、エレンがファルコを見て何を感じたかについて少しだけ考えを述べたいと思います。
(94話 壁の中の少年)
このときエレンは腕章をしているファルコを見て、ファルコがエルディア人であることにすぐに気がついたでしょう。
また、エレンはグリシャなど一部のエルディア人を除いてエルディア人はマーレに従い、マーレに尽くしています。
マーレは、エルディア人を戦争に参加させ、戦力を増強させていますが、コスロのエルディア人兵士に対する態度から分かるように、特に兵士1人1人を大切にしているわけではありません。むしろ、心的外傷を負った兵士は戦場で使い物になりませんから、治ればまた兵士として使い、治らなければ無知性巨人にでもしてしまうのでしょう。
となると、ファルコの行動はマーレの考えから大きくズレています。ファルコ自身もエルディア人を戦争から解放したいと考えています。
(94話 海の向こう側)
ファルコの考えまでは分からなくとも、エルディア人に対してマーレ人が前にいるにも関わらず優しく接するファルコを見て、海の向こうは敵しかいないと考えていたエレンに何かしら新しい考えが浮かんだ可能性があります。
何故ファルコがそのような考えを持っているのか、エレンが具体的に何を感じたかまでは分かりませんが、今後の展開にファルコの考えが大きく影響することはほぼ間違いないでしょう。
以上で考察を終わります。3日連続で腕章が逆の兵士についての考察をしました。
エレンじゃなかったらマジでどーしよ…(笑)
と内心かなり不安なんですが、それはそれで面白いんじゃないでしょうか。
意見、質問等あればコメントお願いします。
おわり。
【進撃の巨人】腕章逆の奴エレン説 その2
昨日、93話、94話で登場した腕章を逆に付けた兵士がエレンかどうかを考察しました。
この記事を読んでいただいた方はご存知の通り、僕はエレンであると予想しています。
今回は、腕章を逆に付けていた兵士はエレンであるという前提で、マーレに忍び込んだ目的を考察していきたいと思います。
エレンがマーレに忍び込んだ目的は、おそらく調査兵団の目的と一致しています。個人で侵入というのは考えにくいですし、他の調査兵団も何かしらのサポートをしていると思います。
エルディア人は世界中から悪魔と呼ばれ、特に壁内のエルディア人は壁外のエルディア人からも強く憎まれています。
ここから考えられる調査兵団の方針として、まずマーレを滅ぼし、エルディアを復権というのが挙げられます。
これは、クルーガーやグリシャたちエルディア復権派の目的と一致します。
グリシャが壁内に侵入し、始祖の巨人を奪ってエレンに託したのはエルディアの復権のためです。
壁内エルディア人は、巨人によって仲間を喰い殺され、領土を奪われたりしています。(取り返しましたが)巨人に対する怒りはとてつもないものでしょう。しかし、巨人の正体は実は同胞のエルディア人であり、全ての元凶がマーレであると知ったらどうなるでしょうか。
おそらく全ての怒りの矛先はマーレに向かいますよね。しかも、壁内エルディア人は始祖の巨人を含む3つの知性巨人(アニも入れたら4つ)や、巨人科学の副産物であるアッカーマン2人を所有しているため、戦い方によっては巨人頼みのマーレを倒せる可能性もあります。
しかし、倒したところで状況は変わるでしょうか。93話「闇夜の列車」でマーレ元帥は
人類の叡智はついにマーレの鎧を粉々に砕くまでに至った
どの国もそう報じ 中東連合を讃えている
と言っています。
ここから分かるように、巨人を戦争に利用するマーレは他国からかなり嫌われています。
となると、エルディアがマーレを滅ぼして復権したところで状況は変わるでしょうか。
おそらくエルディアは他国から嫌われ、しかも他国は着々と軍事技術を向上させています。結局他国との戦争になることは容易に想像できます。国際的なマーレの状況を調査兵団が知っていたならこの方針を選ぶ可能性は低いかなと思います。
しかも、90話「海の向こう側へ」でエレンは
…なぁ?
向こうにいる敵…
全部殺せば
…オレ達
自由になれるのか?
と言っています。
エレンはマーレを滅ぼしてエルディアを復権させること=自由ではないと考え始めています。
これらのことから考えて、調査兵団がマーレを滅ぼすという展開は無いかなと思います。
次に考えられるのは、巨人についての謎を解明するという方針です。作中から明らかなように、マーレは巨人の研究をしています。
巨人にはかなり謎が多く、調査兵団も多大な犠牲を払って少しずつ巨人についての知識を得てきてはいるものの、未だ不明瞭な点が多いです。マーレには巨人科学という言葉もありますし、93話「闇夜の列車」でどうしてジークは特別なのかと聞いたコルトに対し、ジークは
さぁな…
巨人学会の連中もお手上げらしい
と言っています。巨人学会とはその名の通り、巨人について研究する組織でしょう。
巨人学会はおそらく、調査兵団も知らないような多くの巨人の謎(おそらく脊髄液の量と巨人のサイズの関係とかも含まれる)を知っているでしょう。もしかしたら、巨人化した人間を元に戻す方法が記載された文献も所有しているかもしれません。
調査兵団がマーレがかつてエルディアに対してそうしたように、マーレを滅ぼして復権のではなく、巨人の謎を解いてエルディア人を解放し、マーレとは話し合いでの解決を望むかもしれまん。(ファルコがこのような考えを持っているため割とあり得る)
または、ジークとの接触が目的の可能性もあります。ジークは、マーレでは王家の血を引いていることを隠していますが、エレンら調査兵団はグリシャの記憶から王家の血を引いていることを知っています。過去に巨人化したダイナと接触した時だけ始祖の巨人の能力を使用できたエレンは、ヒストリアを巨人化させれば能力を使えると考えましたが、それをする覚悟がありません。
(89話 会議)
※摂取は誤植で、正しくは接触らしいです
人類のことを考えるとヒストリアを巨人化させるべきなのかもしれませんが、エレンはそのような方法は取りたくないはずです。巨人時の能力は精神面による影響がとても大きいので、仲間だったヒストリアを巨人化させても始祖の巨人の能力を完全に使えるか怪しいです。
エレンは、女型の巨人と対峙したときも、その中身がアニであることを受け入れられず戦うことを躊躇していました。強靭な意志と行動力を持つエレンも仲間のこととなると精神的な弱さが目立ちます。
となると、始祖の巨人の能力を使うためには、ジークと接触する意外ありません。ジークと接触し、始祖の巨人の能力を使う展開も考えられます。
以上をまとめると、エレンがマーレに忍び込んだ目的は
- エルディア復権のための内部工作
- エルディア人解放のために巨人学会等から巨人の情報を集める
- ジークと接触する
のどれかかなって感じです。
個人的にはエルディア復権は可能性が低く、下2つのどちらかかなと踏んでいます。
また、元々はエルディア復権を目的として来ていたとしても、マーレの現状や負傷兵に優しく接するファルコを見て考えが変わった可能性もあります。
今回は、エレンがマーレに忍び込んだ目的について考察しました。次は、どのように忍び込んだのか、他の調査兵団はどうしているのかを考察していきたいと思います。
【進撃の巨人】腕章逆の奴エレン説 その3 - 工学部の暇つぶし
※6月21日に更新しました!
しばらくはエレン侵入についての考察が続くと思いますが、読んでいただければ嬉しいです。
意見、質問などあればコメントお願いします。
おわり。
これだけ考察してエレンじゃなかったらどうしよ…(笑)
【進撃の巨人】腕章逆の奴エレン説
93話、94話で腕章を逆の腕につけている兵士が登場しました!
(93話 闇夜の列車)
こいつが実はエレンなのではないかという意見が非常に多いです。
今回は、僕が考えた説ではありませんが、この説が本当なのかを僕なりに考察していきたいと思います。
・腕章が逆
さっきの兵士が普通のエルディア人ではないとする最大の根拠です。作中描写から明らかなように、マーレに住むエルディア人にとって、腕章はとても重要です。
86話「あの日」で無許可で市内に入り膝蹴りを受けたグリシャに対し、クルーガーは
腕章を外さなかったことは賢い、たとえガキでも外で腕章を外したエルディア人は「楽園送り」だからな
と言っています。
この外と言うのはエルディア人収容所のことでしょう。グリシャが家を出るときも、グリシャの母親は
外に出る時は腕章を忘れるなって言ってるだろ…?グリシャ、壁の外には絶対出るんじゃないよ?
と言っています。
これらの発言から、マーレでは以下のようなルールがあると考えられます。
・家の中→腕章を付ける義務はない
・家の外(収容区内)→腕章を付けていないと軽い罰?(罰金とか?)
・収容区外→腕章を付けていても外出許可証がなければ労働か制裁、腕章を外せば楽園送り
おそらく、収容区に住むエルディア人は最低でも1日1回は腕章を着脱するでしょう。そして、腕章は左腕に付けるように決められています。
収容区に住んでいて、腕章の左右を間違えることがあるでしょうか?
考えて見てください。私たちが、普段左腕に付けている腕時計をたまに間違えて右腕に付けることがあるでしょうか?
どちらもあり得ないですよね。
長い間戦場にいたため忘れたということもあり得ません。91話から明らかなように、特別な場合を除いて、戦争中でもエルディア人兵士は腕章を付けなければなりません。
ダイナマイトを使って装甲列車の線路を破壊しようとしたガビは
作戦成功のため
今だけ腕章を外すことをお許し下さい
とマガト隊長に言っています。
これらのことから、腕章を逆に付けた兵士は、収容区に住むエルディア人ではなく、戦争にも参加していないと見ていいと思います。
・エレン説
エレン説を提唱している多くの考察では、腕章の左右や容姿が似ているということを根拠としています。僕的には、これらの要素に加えてマーレについての知識がある点から紛れ込んでいるのはエレンではないかなと思っています。
知性巨人を継承すると、前の継承者の記憶をある程度知ることができます。93話でガリアードはユミルの記憶を通して調査兵団時代のライナーを見ていました。
壁内エルディア人の中では、おそらくエレンとアルミンだけが壁外のことについて知っています。(エレンはグリシャ、アルミンはベルトルトの記憶を知ることができる)
確かにエレンやアルミンが他の調査兵団に教えることもできるっちゃできるそうですが、スパイには臨機応変さが求められます。
38話「ウトガルド城」でのユミルとライナーのやり取りを思い出して下さい。
(38話 ウトガルド城)
ニシンは海水魚なので、壁内のエルディア人は何か分かりません。このやり取りは、ユミルが壁外出身であることの伏線となる重要なシーンですが、逆にマーレに忍び込むのであればニシンを知らなければ怪しまれてしまいます。
ニシンに限った話ではなく、マーレには壁内にはない物、文化があり、マーレに住むエルディア人を演じるならそれらを知らないのは大問題ですよね。
このような点から、腕章が逆の兵士はマーレのことを記憶を通して知ることができるエレンかアルミンであると考えられます。
ただ、アルミンは容姿が違いすぎです(笑)
となるとエレンではないかなと思います。
・エレンだとしたらリスク高すぎ問題
兵士をエレンとすると唯一引っかかるポイントがこれです。エレンは、9つの巨人のうち2つ、進撃の巨人と始祖の巨人を身に宿しています。進撃の巨人はまだしも、始祖の巨人を持っていることが問題です。
マーレは始祖の巨人の奪還をずっと狙っています。始祖の巨人さえ奪えれば、豊富な資源を埋蔵しているパラディ島を制圧し、遅れている軍事技術も回復も狙えます。そもそも、ウォールマリアが破られたのも始祖の巨人を奪還するためですしね(笑)
もしマーレにエレンの存在がバレたらどうなるでしょう。まずエレンは助からないでしょうね。しかも、ジークやライナーなどエレンの容姿を知る人物がマーレにはいます。
かなりリスクが高いですよね。
しかし、そうも言ってられない現状でもあります。調査兵団は、グリシャの手記やエレンの記憶から壁内のエルディア人がどういう状況であるか知っています。
(89話 会議)
もうリスク等考えている余裕はないと判断したのかもしれません。また、他の調査兵団も何人か一緒に紛れ込んでいる可能性もあります。
まとめると
- 腕章が逆→マーレに住むエルディア人ではない
- マーレについて知っている→エレンかアルミン
- 容姿→エレンっぽい
これらのことからエレンかなと僕は考えました。割と自信ありですが、もちろんマーレと敵対している他国のスパイの可能性もあります。
どのようにマーレに侵入したか、侵入した目的は何かについてはまた今度考察していきたいと思います。
【進撃の巨人】腕章逆の奴エレン説 その2 - 工学部の暇つぶし
※6月20日に更新しました!
意見、質問などあればコメントお願いします。
おわり。
【進撃の巨人】マーレの教育について
最近進撃の巨人の記事ばっか書いてますが、許してください(笑)
91話以降、壁外の世界をメインに話が進んでいます。新たに出た情報については今週書いた他の記事で考察しているので是非読んでみてください!
【進撃の巨人】マーレ人の一部は巨人化できる説 - 工学部の暇つぶし
【進撃の巨人】アッカーマンについての考察 - 工学部の暇つぶし
そして、91話以降を読んでみた感想として
壁内エルディア人嫌われすぎじゃね?
ってのがあります。当然ですが(笑)
壁外のエルディア人にも相当憎まれていて、壁外の人間には悪魔共(悪魔)と呼ばれています。
(49話「突撃」)
(91話「海の向こう側」)
(94話「壁の中の少年」)
もちろん、壁外のエルディア人は基本的に壁内のエルディア人を憎んでいます。しかし、憎んでいる人をみんな揃って悪魔共(悪魔)と呼ぶでしょうか?
偶然の一致とは考えにくいですよね。
僕は、マーレの教育によるものだと思います。
はい。ここまで前置きです(笑)
本題に入ります。今回は、マーレはどのような教育をしているのかについて考察していきたいと思います。
そもそもマーレにエルディア人を教育する機関があるのかという話ですが、86話「あの日」でグリシャがフェイに対し、
飛行船の発着場は近くにあるって 先生が言ってたんだ
と言っていることから学校があると見ていいと思います。
88話「進撃の巨人」のグリシャの発言から、
- 巨人についての知識も教えている
- エルディア人はマーレの教科書で勉強している
おそらく、マーレの歴史教科書には80年前にパラディ島に逃げたエルディア人のことが載っており、彼らは悪魔共(悪魔)であるということを教えているのでしょう。
また、86話でグリシャの父親が
寛大なマーレは我々を殺さずに生きる土地を与えて下さったのだ
と言っています。この考えはおそらくマーレによる教育の影響を強く受けています。
マーレはエルディア人に幼い頃からマーレは偉大でエルディア人は悪魔だという教育を施しているのでしょう。一度完成した信念というのは簡単に変わるものではありません。
実際は寛大というより巨人化させられるから生かしておいているのですが、美化して教えられているのでしょう。
(89話「会議」)
そして、巨人についての知識も教えているということですが、おそらく9つの巨人についての知識も教えていると思います。
86話「あの日」でマーレは戦士を集う際に
集いし戦士は五歳から七歳の健康な男子女子とする
と言っています。
マーレからすれば、より強く能力が高いエルディア人を戦士にしたいし、エルディア人からすれば、戦士に選ばれることは一族にとってこれ以上ないほど名誉なことです。
5歳から7歳というと、現実の世界で言えば幼稚園年長から小学2年生くらいまでの子供になります。9つの巨人のことを教えれば、それだけ多くの子供が戦士に立候補するでしょう。
母数は多い方がいいです。
加えて、おそらく9つの巨人の情報は一般に公開されています。
アニの父親は、アニが幼い頃から格闘術を教え込んでいました。
僕は、巨人の能力に合った能力に優れるエルディア人が戦士に選ばれると考えているので、格闘術を教えていたのはアニの父親が女型の巨人の特徴を知っていて、格闘術に優れていれば戦士に選ばれるということを知っていたのではないでしょうか。
しかも、マーレは徹底してエルディア人にほぼ洗脳のような教育をしているため、グリシャのような一部のエルディア復権派を除いて戦士になってマーレへの攻撃に使うようなことはあり得ないでしょう。
これが、9つの巨人の情報はおそらく一般に公開されていると考えられる理由です。
マーレの教育について色々考察しましたが、やはりエルディア人はマーレにとって都合の良いように教育されていますね。
現実の世界でも、支配された国の国民は支配した側の国に都合が良いように教育される(言語や文化の強要)ということは昔から頻繁に行われていました。マーレも例外ではないんでしょうね。
今回は、かなり推測混じりで根拠の少ない考察となってしまいましたが、楽しんでいただけたでしょうか。
進撃の巨人の考察はまだまだ記事にしていくつもりなので、また読んでいただけると嬉しいです。
意見、質問等あればコメントお願いします。
おわり。
【進撃の巨人】ジークの目的について
93話「闇夜の列車」にて、ジークが王家の血を引いていることをマーレに隠している(と思われる)描写がありました。
これは間違いなく今後の展開に大きく影響する事実ですよね!
今回は、このことからジークの目的を予想していきたいと思います。
・王家の血とは?
始祖の巨人を代々継承してきたフリッツ王家に流れる血です。
全ての巨人を支配できる能力を有する「始祖の巨人は、王家の血を引く者が継承しなければ真価を発揮できません。
エレン=イェーガーは始祖の巨人を継承していますが、王家の血を引かないため他の巨人を操ることができません。
かといって、壁内の王家の血を引く者(ウーリ、フリーダなど)は不戦の契りによって始祖の巨人の能力を使うことができません。
もちろんヒストリアが継承しても同じ結果になるでしょう。
では、壁外に王家の血を引く者は存在するのでしょうか。
86話「あの日」では
巨人大戦末期 島に逃れることを拒み 大陸に留まった王家の一族が存在した
その末裔は現在 彼女一人のみとなっていた
とあります。彼女とはダイナ=フリッツのことです。
その後、ダイナはグリシャと結婚し、ジークを出産しますが、ジークが7歳の時に密告され、ダイナは無知性巨人にされてしまいます。
後に50話「叫び」で一時的に座標が発動したエレンに従うように他の無知性巨人に殺されました。
このときエレンが座標を使えたのは、ダイナ巨人に触れたからでしょう。
また、ダイナが死亡したため、現在壁外で王家の血を引いているのはジークのみです。
・何故ジークは王家の血を引くことを隠しているのか?
先程説明した通り、ジークは壁外で唯一王家の血を引いています。ジークは自分の脊髄液を投与したエルディア人を巨人化させ、操ることができます。しかもこの過程で生まれた巨人は夜も活動することができます。
93話「闇夜の列車」でコルトは
こんな能力 歴代の獣の巨人にも無かったのに…
まるで話に聞く始祖の巨人だ
と言っています。
つまり、ジークの特殊能力は獣の巨人に特有なものではなく、ジークが王家の血を引いていることが関係していると考えられます。
しかし、ジークは始祖の巨人を継承していないので、完全に巨人を支配することはできず、限定された条件(自分の脊髄液を投与)でなければ支配できない、といった感じでしょう。
マーレはパラディ島に存在する始祖の巨人奪還作戦を行なってきました。
マーレが始祖の巨人を何としても手に入れたい理由はいくつかありますが、主にパラディ島に眠る莫大な化石燃料です。86話「あの日」のフクロウから復権派に届いた手紙によると、技術の発展に伴い、豊富な化石燃料を埋蔵するパラディ島の需要が高まったとあります。
しかし、80年前に壁を築いたフリッツ王は
今後我々に干渉するなら壁を構成している巨人の力を使うと宣言しており、うかつに手を出さない状態でした。
壁内の始祖の巨人を奪還し、パラディ島を制圧して化石燃料を手に入れるというのが主な理由です。
マーレは壁外には王家の血を引く者はいないと考えているため、始祖の巨人を使って巨人を支配するということ自体を目的としているわけではありません。
では、もしマーレがジークが王家の血を引いていると分かったらどうするでしょうか。
まずなんとしてでも始祖の巨人を奪還し、その力でエルディア人を巨人化させ操って兵器にするでしょう。
巨人は確かに地上戦では強力ですが、ジークの脊髄液を投与しなければまともに操作することもできず、操作できなければマーレ人も構わず襲うような扱いづらさが弱点です。
マーレは巨人の力でなんとか他国と戦争してもいい勝負ができていますが、科学技術的には他国に大きく遅れをとっています。
しかし、始祖の巨人の力を得れば地上戦での戦力が大幅に強化されるので有利に戦うことができるでしょう。
また、必ずジークに子供を作らせるでしょう。
王家の血が断絶すれば、始祖の巨人の力を完全に使える人はいなくなってしまいます。現在壁外で王家の血を引いているのはジークだけなので、ジークに子供を作らせ、その子供に始祖の巨人を継承させるでしょう。
ジークが本当にマーレの繁栄を望むのであれば、自分が王家の血を引いていると言った方がいいですし、それはジークも分かっていると思います。
これらのことから、ジークはマーレと別の目的があると考えられます。
・ジークの目的は?
93話「闇夜の列車」で、ジークはマーレ元帥にパラディ島への攻撃を再開し始祖の巨人を奪うべきだという意見を述べています。
その理由は、始祖の巨人をマーレが取り戻したと世界中に知らせることで、技術の発達、軍備の再編までの時間を稼ぐためだそうです。
しかし、僕はこれはジークの本心ではないと思います。先程も言ったように、これが本心であれば王家の血を引いていることを明かした方がマーレが作戦を実行する可能性も上がるし、マーレはパラディ島作戦に莫大な予算をつぎ込むでしょう。
つまり、この理由は建前であり、ジークには別の理由があると考えられます。
ジークは始祖の巨人を自分が継承し、何かに利用しようとしているのではないでしょうか?
これはジークが王家の血を引いていて、それを隠していること、わざわざ建前を使ってまでパラディ島作戦を提案したこと、任期(寿命)があと1年であることからほぼ確実だと思います。
そして、もう1つジークの目的が分かりそうな手がかりとして、83話「大鉈」でジークがエレンと初めて対峙した時のシーンがあります。
この発言の意味はなんでしょうか。
このとき、ジークはかなり疲労していましたし、リヴァイに追われていたにも関わらずエレンに対してこのような発言をしています。
また、逃げる際もわざわざ
エレンを救い出す、と言っていることからこの発言はおそらくジークの本心でしょう。
グリシャの目的はエルディアの復権であり、洗脳されているというのはエレンにエルディアを復権させるようにグリシャの意志が働いているということではないでしょうか。
これらのことから、ジークの真の目的=エルディアの復権ではなさそうです。
しかも、マーレを滅ぼしエルディアを復権させたとしてもやってることはマーレと同じです。
ジークの考え方からして、仮にジークが実はエルディア側の人間だったとしても、マーレを滅ぼしてエルディアを復権させる、所謂やられたらやり返すような方法はとらないと思います。
また、先程言ったようにおそらくジークはマーレ側の人間ではありません。
これとエレンを救い出すという発言から、ジークの目的として、エルディア人の解放がまず考えられます。始祖の巨人の力を王家の血を引く人間が使えば、ユミルの呪いを解き、巨人の力を大地の悪魔に返すことができるのではないでしょうか。
ただ、この展開は物語的にどうなの?って感じですよね。メタ的な話になりますが、ジークが実はいい奴でエルディア人解放することが目的なら壁内人類にとっての宿敵であるジークとの対立も中途半端になってしまいますし、正直盛り上がりに欠けますよね。
エルディア人の集団自決なのではないかという考察もあります。物語の流れ的にもジークの言動にも噛み合っているのですが、これはジークの目的ではないと僕は考えます。
理由はジークが目的を持つようになった年齢です。ジークは7歳でグリシャをマーレに密告して、それ以降ずっとマーレに王家の血を引いていることを隠し続けています。ということは、7歳の時点である程度考えがあったのではないでしょうか。7歳のジークが始祖の巨人を奪還してエルディア人の集団自決を試みるとは少し考えにくいかなと思います。
じゃあ目的は何なんだよ!って感じですが、確実にこれというものはありません。
獣の巨人の歴代の継承者の記憶と王家の血を引いていることから誰も知らない巨人の謎を知っている可能性もあります。
まあ、ジークはケツの拭き方(責任の取り方)が独特なので、僕たちが考えもしないことをするかもしれませんしね(笑)
この発言まで伏線だったら面白すぎです(笑)
まとめると
- ジークはマーレ側の人間ではない
- ジークはエルディア復権派でもない
- ジークは子供を作って王家の血を引き継がせる気はない
- ジークは始祖の巨人を自分で継承して何かに利用しようとしている
- ジークはおそらく7歳の時から何かしらの考えを持っていた
って感じですかね。
これも結局新たな情報待ちですね。
意見、質問などあればコメントお願いします。
おわり。
【進撃の巨人】アッカーマンについての考察
93話「闇夜の列車」でジークがアッカーマンは巨人科学の副産物だと言っています。
つまり、アッカーマンはどこかに住んでいた少数派の血族とかではなく、巨人を研究する過程で偶然生まれてしまったと考えられます。
なぜ偶然かと言うと、もし狙ってアッカーマンを生み出せるとすれば、マーレはとっくにアッカーマンを人間兵器として戦争に利用していると考えられるからです。副産物という言い方からも狙って作ったものではないということはわかると思います。
では、どのようにアッカーマンは生まれたのでしょうか?
残念ながら作中でアッカーマンが誕生した過程についての手がかりは殆ど描かれていません。
今回はアッカーマンの特徴を整理しながら、アッカーマンの歴史について考察し、研究の副産物として生まれた過程については新たな情報が出てから詳しく考察するとしましょう。
・強い
作中に登場したアッカーマンといえば、ミカサ、リヴァイ、ケニー、ミカサ父、クシェル(リヴァイ母)などがいます。
ミカサは104期訓練兵をマーレで訓練を受けてきたはずの戦士が3人もいるにも関わらず首席で卒業するようなバケモノですし、リヴァイは言うまでもなく人類最強、ケニーも中央第一憲兵団対人制圧部隊隊長として調査兵団を何人も殺害していますし、何よりリヴァイを育てたという実績があります。ミカサ父に関しては強盗にあっさり殺されてしまいました。
この差はアッカーマン特有の覚醒(僕が勝手にそう呼んでる)があるかどうかによります。
例えばミカサはエレンが強盗に殺されかけている時に覚醒が起こっています。
この瞬間からミカサは圧倒的な強さを手に入れています。
リヴァイも覚醒を経験したと言っています。
この覚醒の特徴としては、一度覚醒してしまえばそれ以降は常に強く、覚醒時だけの一時的なものではありません。
アッカーマンが強いというより、アッカーマンは圧倒的な強さを手に入れる覚醒が起こる可能性を秘めていて、覚醒が起こらなければ強くはないという方が正しいでしょう。
・記憶の改竄を受けない
これはアッカーマンというより、エルディア人じゃない人は記憶の改竄を受けないという方が正しいですかね。ケニーの祖父によると、アッカーマンや東洋の一族は記憶を改竄されないとのことです。おそらく、記憶の改竄はエルディア人にしか効かないのでしょう。そして、この発言からアッカーマンは特別な条件を満たしたエルディア人などではなく、エルディア人とは全く別の血族と考えられます。
・王家からの迫害
記憶の改竄を受けないアッカーマンは、人類の記憶を改竄する初代王の方針に反発したため、壁内で迫害されてきました。
軽くアッカーマンの特徴を整理したところで本題に戻ります。
ジークの発言から、アッカーマンは大陸側で生まれたと考えられます。
では、アッカーマンはいつ生まれたのでしょうか。エルディアが民族浄化を行なっていた1700年間でしょうか、それともマーレが復権してからパラディ島に壁ができるまででしょうか。
おそらく前者です。
86話「あの日」でグリシャの父親の発言より(グリシャ父が発言したタイミングを現在とした場合の年表です)
1820年前:ユミル=フリッツが巨人の力を得る
1820年前〜120年前:エルディアによる民族浄化
120年前:マーレが内部工作に成功
80年前:巨人大戦でマーレが勝利、フリッツ王はパラディ島に逃げる
壁内のアッカーマンはフリッツ王が逃げる時に一緒にパラディ島に移りそのまま壁内に入った以外ありえない(フリッツ王は壁を作った際に記憶の改竄を行ったはず、アッカーマンが壁ができた時にいなかったら迫害されることもない。そもそも壁ができてから壁内に侵入するのは困難。)ので、少なくとも80年前にはアッカーマンは存在していたと言えます。
ジークはアッカーマンを王家の伝承のみの存在と言っていますし、アッカーマンはかつては王側近の武家でした。
120年前〜80年前は
エルディア:始祖の巨人、進撃の巨人
マーレ:上の2つ以外の7つの巨人
を所有しており、王はもちろんエルディアにいます。だとすると、マーレが復権した後に生まれたとしたら、アッカーマンが王に仕えた期間は長くても40年になってしまいます。
これでは短すぎますよね。世代にしておよそ3世代です。これでは王家の伝承のみの存在という表現は使わないと思います。
これらのことを考慮に入れると
1820年〜120年前にエルディアで巨人科学の副産物(研究中の偶然?突然変異?)としてアッカーマンが誕生。
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その後は高い戦闘力を評価され王側近の武家として王家に仕える。
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代々王家の側近としての役割を引き継ぐ
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120年前にマーレが復権
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80年前にフリッツ王がパラディ島に逃げ、このときアッカーマンの一部も壁内に移る。
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フリッツ王は壁内人類に記憶の改竄を試みるもアッカーマンはエルディア人じゃないので改竄できない。都合が悪いため迫害を受ける。
という流れになるかなと思います。
王からすれば、高い戦闘力を持つアッカーマンは自分の手元に置いておきたいはずなので、王はアッカーマンはアッカーマン同士でのみ子をつくらせ、代々王家に仕えさせたと予想できます。
これが、王家の伝承のみの存在の意味だと思います。
フリッツ王がパラディ島に逃げる時に共に壁内に移った人類は一部ですよね。となれば大陸に残ったアッカーマンもいるはずですよね。
このアッカーマンをマーレはどうしたでしょうか。おそらく処刑したと考えられます。
アッカーマンは一見しただけで分かるほど戦闘力が高いです。(ジークはウォールマリアで調査兵団と戦っただけでアッカーマン2人を正確に言い当てた)
しかも、元はエルディアの王に仕えていた一族です。エルディアに対する忠誠心も高いはずですし、 謀反でも起こされたら困ります。
エルディア人は巨人化が可能なので武器としての利用価値があるからマーレがわざわざ収容所を作って生かしています。アッカーマンは巨人化もできません。つまり、生かす価値もないし数が増えたらマーレは潰されかねません。
現に、リヴァイはマーレが誇る戦士長であるジークをフルボッコにしています。
これらのことから、大陸に残ったアッカーマンはマーレによって殺されたと考えるのが自然でしょう。そもそも、王の側近でしたから殆ど全員壁内に移ったと考えられるため、残ったのは少数だったと思います。
これはただの推測ですが、このときにマーレは拷問でもしてアッカーマンや王家に関する情報でも得たんじゃないでしょうか。
アッカーマンの歴史についての考察は以上になります。
元は王家に仕えていたのに、壁内では迫害され、残りはおそらくマーレに殺されてしまったという悲惨な一族です。
アッカーマンは進撃の巨人の世界でおそらく大きな役割を持っているにも関わらず、まだ作中で明かされていない情報がたくさんあると思います。既存の情報から様々な仮説を立てながら、新しい情報が出るのを待つとしましょう。
質問、意見、リクエスト等あればコメントお願いします。
おわり。
【進撃の巨人】マーレ人の一部は巨人化できる説
94話で明かされた新事実として、ライナーがマーレ人とエルディア人のハーフであるというのは今後の展開で大きな意味を持つと思います。
僕は、作中でエルディア人と言われているのは所謂純血のエルディア人のことかと思っていました。そして、巨人化できるのは純血のエルディア人だけだと思っていました。
しかし、マーレとエルディアのハーフであるライナーが巨人化できるということで、この仮説は覆されましたね。
この事実をもとに、ハーフでも巨人化できるならリヴァイ兵長(アッカーマンとエルディアのハーフと思われる)も巨人化できるなどという考察をしている人もいます。
非常に面白い考察ですよね!
というか強すぎて世界滅ぼしそう(笑)
本題に戻ります。ライナーがエルディア人とマーレ人のハーフである以上、エルディア人とマーレ人のハーフは他にもいると考えられます。
さらに、それは現代に限った話ではなく、昔から民族を超えて子供をつくるということが行われていたと考えられます。となると、殆どの人はどこかしらでエルディア人の血が混じっているのではないでしょうか。
この疑問を解消する鍵になるのが、86話「あの日」のグリシャの父親の発言です。
『エルディア人は他民族に無理矢理子を産ませユミルの民を増やした』
『その民族浄化が約1700年間続いた』
とあります。
クルーガーは、事実などない、民族浄化が1700年も続いたらマーレは全滅していると言っていましたが、とりあえず1700年続いたとしましょう。
※この点が考察不足だったので6月27日に新しい記事を書きました!↓
【進撃の巨人】1700年間の民族浄化についての考察 - 工学部の暇つぶし
ユミルの民というのは巨人化できる人種のことなので、エルディア人と他民族のハーフは巨人化できるということになりますね。
ということはハーフでも巨人化できるというのは86話の時点でほぼ明かされていたことになります。
また、このことからエルディアと他民族で子を産むという行為は昔からあったことがわかります。
そして民族浄化が1700年間続いたというのがポイントです。この1700年間はおそらく巨人の力が最強だった時代でしょう。現代になってようやく科学技術が巨人に勝るかどうかのレベルです。巨人化の力を有するエルディア人に他民族は抵抗する術はなかったと思われます。
ある程度抵抗できたのであればエルディア人の民族浄化を抑制することができたかもしれませんが、エルディア人の天下であった1700年間は物凄い速度でユミルの民が増えていったと考えられます。
そしてこの1700年間の後にマーレが復権します。
グリシャの父親によると、マーレは内部工作によってエルディアを弱体化し、9つの巨人のうち7つを奪ったとあります。
この時内部工作を試みて革命に成功したマーレ人は果たして純血のマーレ人でしょうか。
おそらく違いますよね。
1700年間も民族浄化が続いたとしたら、純血のマーレ人は超大国のエルディア相手に内部工作できるほどの人数が残っていないと思われます。それに何より、もし仮にマーレが滅ぼされた時に純血のマーレ人が一部生き残っていて、どこかでひっそりと暮らしながら革命のチャンスをうかがっていて、1700年の後に内部工作に成功したとしても、純血のマーレ人だけでは巨人の力を奪うことができません。純血のマーレ人は巨人化ができませんからマーレ側にユミルの民が少なくとも数人はいたはずです。
そして、現代でマーレ人と呼ばれるはこのとき内部工作に成功したマーレ人の子孫に当たる人物でしょう。そう考えると、マーレ人の殆どはエルディア人の血が混じってますよね。
では、エルディア人とマーレ人の境界はどこにあるのでしょうか。88話「進撃の巨人」でのグリシャとクルーガーのやりとりから、血液検査によってマーレ人とエルディア人を判別しているということが分かります。
エルディア人の血が半分以上混じっていればエルディア人とみなされるのでしょうか。それとも何か別の要因があるのでしょうか。
ただ、先程言ったように、マーレ人と言われる人の中に純血のマーレ人は殆どいないのではないかと思います。つまり、純血のマーレ人だけが血液検査によってマーレ人と認められるというわけではないと考えられます。
この仮説が正しいならば、社会的にはマーレ人(血液検査でマーレ人と判断された)だが、生物的にはエルディア人(巨人化できる)みたいな人もいるのではないでしょうか。
以上がマーレ人の一部は巨人化できるのではないかと考えた理由です。
エルディア人の血と巨人化の関係性、マーレ人とエルディア人の血液的な境界線はまだ完全には明らかではありません。
細かい設定ではありますが、いつか作中で明かされることを期待しましょう。
最近進撃の巨人の記事が多めですが、最新話が出ると色々な事実が発覚するので考察したくなっちゃうんですよね(笑)
95話が待ち遠しいですね!
おわり。