【大学】工学部の現実
受験生のみなさん、こんにちは。
この時期には既に志望校、学部などを決めている人も多いでしょう。
この記事は理系の受験生(主に男子)に、工学部生が工学部の現実を偽りなく語るというものです。工学部を志望する人以外も楽しめると思うので読んでいただければ嬉しいです。
・工学部と理学部の違い
理系の受験生には、工学部が何をする学部なのかを理解していない人が意外と多いです。(僕も夏までは知りませんでした。)
理科が好きだから理学部、どちらでも同じようなものだから試験の配点が自分にとって得意な方を選択するなど、誤った学部の選び方をする人が少なくありません。学校によってはこのような話を詳しくしてくれないので仕方ないっちゃ仕方ないですが、人生を左右する重要な学部選びですので、しっかりと考えましょう。
理学部に現役で合格したけど自分のやりたいことと違ってたから1年後に工学部に受験し直した先輩なども知っています。
学校によっても異なるので詳しくは志望校のパンフレットなどを見るべきですが、ざっくり言うと
工学部:モノづくりに役立つ実践的な技術を学ぶ
理学部:数学や理科のより高度な研究を行う
といった違いがあります。
そのため、工学部は企業の機械、電気、建築などの専攻をそのまま活かせる職に就くことが多いです。対して理学部は学問発展のための研究がメインなので、教師や大学教授、企業や大学の研究職に就くことが多いです。
僕の大学の授業を例にとると、工学部は図学といって設計図を書く、読み取るための授業がありますが、理学部はこのような授業はありません。
とにかく重要なのが、工学部と理学部は別物という認識を持つことです。大学によっては、工学部と理学部では試験科目や配点に大きな差がある場合もあるので、勉強の効率のためにも早めにどちらを志望するかを決めた方が良いでしょう。
・女子いない説
工学部を志望する多くの男子が一度は考えるのが女子の存在です。一般的に、工学部は女子が少ないと言われています。
結論から言うと、学科によります。
学校にもよりますが、工学部はいくつかの学科に分かれていることがほとんどです。学校や年度によって違いますが基本的には
電気、機械系:女子は少ない
化学、生物系:女子は少なくはない
といった特徴があります。
僕は機械系ですが、女子はほとんどいません。学科全体で約5%です。
化学、生物系の友達に聞くと、女子は35%ほどいるらしいです。(羨ましい)
機械系や電気系でもサークルなどを通して彼女がいる人は割といますし、あくまで学科内で女子が少ないというだけで、女子との出会いが無いというわけではありません。(僕はいませんが。)
まとめると
- 全体として見ると工学部は女子が少ない
- 機械、電気系は特に少ないが化学、生物系なら割といる(多くはない)
- 工学部だから彼女が出来ないというわけではない。(モテるやつは工学部でもモテるし、そうじゃないやつは文系学部でもモテない)
・オシャレじゃない説
工学部男子は半分くらいチェックのシャツを着てるみたいな話を聞いたことがある人もいるかと思います。実際はそんなことありません。
工学部でもオシャレな人はいます。チャラい人もいます。ただ、酷い人も一定数います(笑)
毎日同じ服を着ていたり、サイズが全然あってなかったり、ダサいTシャツを着てる人もいます。(むしろチェックシャツの方がマシなレベル)
これは工学部だけの話ではないんですが、男子の数が多い分工学部の方が所謂ヤバイ人の比率は高くなります。
工学部はダサい人の割合が多いので、オシャレじゃないと言われても仕方ないのかもしれません。
・授業数が多い説
これは割と正しいですね。工学部は他学部に比べると確かに授業数が多いです。
実践的な技術のための授業に加え、それの元となる力学、数学、実験などの授業が必修科目となるため仕方ありません。
工学部の友達何人かに聞くと、平均して授業は1週間に1620分(90分×18コマ)くらいです。
法学部の友達に聞くとだいたい16コマくらいでした。先輩などに聞いても、工学部は授業数が多く忙しいという意見が多いので、入学してからの勉強は学部の中ではしんどい方という位置づけになります。
以上が工学部の現実になります。
受験生に言いたいのは、とにかく学部選びは重要ということです。友達に合わせて選んだり、難易度で決めたら後悔する可能性が非常に高いです。自分の人生を左右する大事な選択であることを意識し、自分で志望校の情報を集める努力を怠らないようにしましょう。
他に工学部について質問などがあれば是非コメントお願いします。
おわり。