限界理系大学生

ゲームや漫画や日常の出来事を様々な観点から観察、分析していきます。たまに真面目な話もします。暇つぶしです。不定期で更新します。

【進撃の巨人】腕章逆の奴エレン説 その2

昨日、93話、94話で登場した腕章を逆に付けた兵士がエレンかどうかを考察しました。

 

 【進撃の巨人】腕章逆の奴エレン説 - 工学部の暇つぶし

 

この記事を読んでいただいた方はご存知の通り、僕はエレンであると予想しています。

 

今回は、腕章を逆に付けていた兵士はエレンであるという前提で、マーレに忍び込んだ目的を考察していきたいと思います。

 

エレンがマーレに忍び込んだ目的は、おそらく調査兵団の目的と一致しています。個人で侵入というのは考えにくいですし、他の調査兵団も何かしらのサポートをしていると思います。

エルディア人は世界中から悪魔と呼ばれ、特に壁内のエルディア人は壁外のエルディア人からも強く憎まれています。

 

ここから考えられる調査兵団の方針として、まずマーレを滅ぼし、エルディアを復権というのが挙げられます。

これは、クルーガーやグリシャたちエルディア復権派の目的と一致します。

グリシャが壁内に侵入し、始祖の巨人を奪ってエレンに託したのはエルディアの復権のためです。

壁内エルディア人は、巨人によって仲間を喰い殺され、領土を奪われたりしています。(取り返しましたが)巨人に対する怒りはとてつもないものでしょう。しかし、巨人の正体は実は同胞のエルディア人であり、全ての元凶がマーレであると知ったらどうなるでしょうか。

おそらく全ての怒りの矛先はマーレに向かいますよね。しかも、壁内エルディア人は始祖の巨人を含む3つの知性巨人(アニも入れたら4つ)や、巨人科学の副産物であるアッカーマン2人を所有しているため、戦い方によっては巨人頼みのマーレを倒せる可能性もあります。

しかし、倒したところで状況は変わるでしょうか。93話「闇夜の列車」でマーレ元帥は

人類の叡智はついにマーレの鎧を粉々に砕くまでに至った

どの国もそう報じ 中東連合を讃えている

と言っています。

ここから分かるように、巨人を戦争に利用するマーレは他国からかなり嫌われています。

となると、エルディアがマーレを滅ぼして復権したところで状況は変わるでしょうか。

おそらくエルディアは他国から嫌われ、しかも他国は着々と軍事技術を向上させています。結局他国との戦争になることは容易に想像できます。国際的なマーレの状況を調査兵団が知っていたならこの方針を選ぶ可能性は低いかなと思います。

しかも、90話「海の向こう側へ」でエレンは

…なぁ?

向こうにいる敵…

全部殺せば

…オレ達

自由になれるのか?

と言っています。

エレンはマーレを滅ぼしてエルディアを復権させること=自由ではないと考え始めています。

これらのことから考えて、調査兵団がマーレを滅ぼすという展開は無いかなと思います。

 

次に考えられるのは、巨人についての謎を解明するという方針です。作中から明らかなように、マーレは巨人の研究をしています。

巨人にはかなり謎が多く、調査兵団も多大な犠牲を払って少しずつ巨人についての知識を得てきてはいるものの、未だ不明瞭な点が多いです。マーレには巨人科学という言葉もありますし、93話「闇夜の列車」でどうしてジークは特別なのかと聞いたコルトに対し、ジークは

さぁな…

巨人学会の連中もお手上げらしい

と言っています。巨人学会とはその名の通り、巨人について研究する組織でしょう。

巨人学会はおそらく、調査兵団も知らないような多くの巨人の謎(おそらく脊髄液の量と巨人のサイズの関係とかも含まれる)を知っているでしょう。もしかしたら、巨人化した人間を元に戻す方法が記載された文献も所有しているかもしれません。

調査兵団がマーレがかつてエルディアに対してそうしたように、マーレを滅ぼして復権のではなく、巨人の謎を解いてエルディア人を解放し、マーレとは話し合いでの解決を望むかもしれまん。(ファルコがこのような考えを持っているため割とあり得る)

 

または、ジークとの接触が目的の可能性もあります。ジークは、マーレでは王家の血を引いていることを隠していますが、エレンら調査兵団はグリシャの記憶から王家の血を引いていることを知っています。過去に巨人化したダイナと接触した時だけ始祖の巨人の能力を使用できたエレンは、ヒストリアを巨人化させれば能力を使えると考えましたが、それをする覚悟がありません。

 

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(89話 会議)

※摂取は誤植で、正しくは接触らしいです

 

人類のことを考えるとヒストリアを巨人化させるべきなのかもしれませんが、エレンはそのような方法は取りたくないはずです。巨人時の能力は精神面による影響がとても大きいので、仲間だったヒストリアを巨人化させても始祖の巨人の能力を完全に使えるか怪しいです。

エレンは、女型の巨人と対峙したときも、その中身がアニであることを受け入れられず戦うことを躊躇していました。強靭な意志と行動力を持つエレンも仲間のこととなると精神的な弱さが目立ちます。

となると、始祖の巨人の能力を使うためには、ジークと接触する意外ありません。ジークと接触し、始祖の巨人の能力を使う展開も考えられます。

 

以上をまとめると、エレンがマーレに忍び込んだ目的は

  • エルディア復権のための内部工作
  • エルディア人解放のために巨人学会等から巨人の情報を集める
  • ジークと接触する

のどれかかなって感じです。

個人的にはエルディア復権は可能性が低く、下2つのどちらかかなと踏んでいます。

また、元々はエルディア復権を目的として来ていたとしても、マーレの現状や負傷兵に優しく接するファルコを見て考えが変わった可能性もあります。

 

今回は、エレンがマーレに忍び込んだ目的について考察しました。次は、どのように忍び込んだのか、他の調査兵団はどうしているのかを考察していきたいと思います。

 

【進撃の巨人】腕章逆の奴エレン説 その3 - 工学部の暇つぶし

※6月21日に更新しました!

 

しばらくはエレン侵入についての考察が続くと思いますが、読んでいただければ嬉しいです。

 

意見、質問などあればコメントお願いします。

 

 

おわり。

これだけ考察してエレンじゃなかったらどうしよ…(笑)