【小説】大学生に是非読んで欲しい1冊を紹介!
大学生になってから、考え事が増えた気がします。将来の仕事について、今の生活について、趣味について…いろんなことを考え、急に不安になったりもします(笑)
特に、今は夏休みで時間が多いので、より考え事をしがちです。
例えば、本当に工学の知識を生かして研究職やエンジニアとして就職して良いのか、後悔はしないか、もっと自分にとって楽しい仕事があるのではないか、と言った感じです。
皆さんはこのように考え事をすることはあるでしょうか。毎日楽しいからそれで良いって人ももちろんいるでしょうし、僕以上に深く様々なことを考えている人もいるのでしょう。要は個人差でしょうね。
大学は人生の夏休み、大学は社会に出る前の最後の天国、などという言葉を聞いたことある人は多いでしょう。確かに、社会に出てちゃんとした仕事を持てばアルバイトとは比較にならないほどのお金を手にすることになるでしょうし、同時に伴う責任もとてつもないものになります。人間関係も複雑になりますし、家庭を持てば自分の役割も増えます。僕はまだ社会を知らない大学生のガキですが、大変なことくらいは親を見てれば分かります。
では、人生の夏休みと呼ばれる大学生活をどのように過ごすのが正解なのでしょうか。大学生にもなると、時間の使い方は人によってかなり違います。千差万別です。
僕が今から紹介する小説は、そんな大学生活の過ごし方のヒントを与えてくれる作品じゃないかなと思います。
伊坂幸太郎の『砂漠』です。
入学した大学で出会った5人の男女。ボウリング、合コン、麻雀、通り魔犯との遭遇、捨てられた犬の救出、超能力対決……。共に経験した出来事や事件が、互いの絆を深め、それぞれを成長させてゆく。自らの未熟さに悩み、過剰さを持て余し、それでも何かを求めて手探りで先へ進もうとする青春時代。二度とない季節の光と闇をパンクロックのビートにのせて描く、爽快感溢れる長編小説。(砂漠/伊坂幸太郎/新潮文庫/作品紹介より引用)
読んだ感想としては最高の一言です。ストーリー的にも単純に面白いし、大学生というものを今一度考えさせるメッセージ性もあります。大学生に是非読んで欲しいですね。
伊坂幸太郎さんの作品には、所謂名言なるものが度々出てきますが、最後に僕がこの本で一番好きな言葉を紹介します。
ネタバレになるので詳しくは言いませんが、大学生活を終えた後だとまたこの言葉の感じ方も変わってくるんでしょうね。深いです。
内容も難解ではなく読書慣れしていない人でもスラスラ読めると思うので、是非読んでみてくださいね。
ちなみに僕は、この本を読んで大学での時間の使い方を変えて、可愛い彼女ができました。
なんてことは、まるでない。
おわり。