限界理系大学生

ゲームや漫画や日常の出来事を様々な観点から観察、分析していきます。たまに真面目な話もします。暇つぶしです。不定期で更新します。

【小説紹介】イニシエーション・ラブの紹介

こんにちは。ちゃんと生きてますよ。笑

 

最近は漫画の紹介が多めでしたが、ここらで小説も紹介しときます。

 

 

完全に僕の話になるのですが、僕は漫画と小説を6:4くらいで読みます。漫画は家で暇な時に、小説は大学の授業中に主に読んでます。

皆さんはどうでしょうか?

漫画は手軽で読みやすいから読む人は多いと思いますが、小説も漫画と同じくらい面白いと思います。なので是非小説も読んで欲しいなと思います。

 

というわけで紹介に入ります。

 

今回はかなりメジャーな作品です。映画化もしてますし、本を読まなくてもタイトルを聞いたことがある人は多いかと思います。

 

イニシエーション・ラブ

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一応、ミステリー小説です。

もう一度言います。ミステリー小説です。

 

なぜ強調したかというと、ミステリー感が全くないからです。何も知らずに読めばただの恋愛小説としか思いません。何なら、ミステリーと分かっていてもどこがミステリー?と思うほどです。

 

しかし、最後の2行※絶対先に読まないでくださいで全く違った物語に変貌します。

僕も最初に読んだときは、

(゚Д゚)ハァ?

ってなりました。それでもう一度読み直すとカラクリに気づいて、なるほどなぁ〜と作者の緻密な計算に感動してしまいました。笑

 

ネタバレになるのでストーリーには触れませんが、本当に面白い作品です。

 

僕がこの小説をオススメする理由は、皆さんに小説の面白さを知ってほしいからです。

この作品で使われているトリックは、文字だけで表現をする小説だからこそ効果的であり、漫画や映像ではあまり衝撃的ではないと思います。

 

また、数々の伏線が張られていて、単純にミステリーとしても読み応えがあります。

しかも、分かりやすい伏線もいくつかあるため、読書初心者でも何個かは気付くことができると思います。ミスリードもあって一筋縄ではいきませんが。笑

 

これらの理由から、特にあまり小説を読まないという人に特にオススメです。

ぜひ読んでみてください!

 

 

おわり。

【漫画紹介】「PandoraHearts」の紹介!

こんにちは。ちゃんと生きてます。笑

 

今回も漫画の紹介です。

 

今回紹介するのは、PandoraHeartsパンドラハーツという作品です。

※完結済み 全24巻 

 

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簡単にストーリーを紹介します。

 

大きな権力を持つ四大公爵家であるベザリウス家の次期当主、オズ=ベザリウスが主人公です。彼は、産まれながらにしてその存在が罪だと言われ、父ザイ=ベザリウスからはまともに愛情を受けることもなく育ってきました。

 

彼自身はその罪が何かは分かりませんでしたが、叔父オスカーや、妹エイダ、従者であるギルバードたちと平和な生活を送っていました。

 

しかし、15歳の成人の儀式で悲劇が起こります。彼は闇の監獄、アヴィスに堕とされてしまいます。アヴィスというのは簡単に言えば現実世界と別次元に存在する混沌な世界みたいなかんじで、何か罪を犯した人が墜とされます。基本的に出る手段はありません。

 

そこでオズは血染めの黒うさぎと呼ばれるチェイン、アリスと契約し、なんとかアヴィスを脱出します。しかし出たのは10年後の世界でした。

 

オズの罪とは何か、そもそもアヴィスとは何なのか。失われた100年の歴史とは…。

 

と、こんな感じです。

 

 

僕はあまり漫画に詳しくありませんが、ジャンルはダークファンタジーだと思います。

鋼の錬金術師なんかに雰囲気が似てるので、この手のストーリーが好きな方に是非オススメです!

 

感想としては、まずストーリーがよく練られているな〜ということ。なかなか複雑で重厚な内容なので、中盤は読むのが少ししんどいですが、矛盾もなく、少しずつ謎が解けていくので読んでいて飽きません。意外な展開に何度も驚かされました。

終盤は本当に感動します。物語の締めくくり方が良すぎます。今まで読んだ漫画の中で最高の終わり方してます。(僕調べ)

 

また、キャラがとても良いです。カッコいいキャラ多すぎ。(オスカーとかエリオットとかブレイクとかバルマ公とか…)

 

 

 

絵がとても綺麗で読みやすく、巻数もそこまで多くないのでかなりオススメです。

是非読んで見てくださいね。

 

 

 

おわり。

 

 

【漫画紹介】「懲役339年」を紹介!

今回は、最近読んだ漫画の中でも特に面白かったと思う作品を紹介します。

 

それがこちら!!!

 

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「懲役339年」という作品です。

(完結済み、全4巻)

 

・簡単にストーリー紹介します。

過去に大犯罪を犯し、懲役339年を言い渡された囚人、ハロー。

しかし、人間は当然ですが339年も生きられませんよね。勿論刑期が終わるまでに死んでしまいます。この場合、残りの刑期はどうなるのでしょうか?

 

実は、「懲役339年」の世界では、生まれ変わり信じられていて、ハローの死後、ハローの生まれ変わりとされる新生児を次のハローに決定します。つまり、何の罪も犯してないにも関わらず、ハローの生まれ変わりと言われて仕舞えば、一生死ぬまで刑務所で過ごすということです。

 

国レベルで生まれ変わりが信じられているため、このシステム自体に刑務所に勤める人たちや、ハローの生まれ変わりだと言い渡された本人たちのほとんどが疑問を抱くことなく時間が過ぎていきます。

 

しかし、このことに疑問を抱く人間たちが僅かに登場します。生まれ変わりが行われている理由、本当に戦うべき相手は誰なのか。時間とともに解き明かされる謎の数々、受け継がれる意志。衝撃の事実。

 

ミステリー要素もありつつ、仲間同士の熱い絆、迫力のバトルシーンも楽しめます!

 

僕が読んだ感想としては、とにかくストーリー構成が素晴らしいの一言ですね。

漫画を読んでると、このシーンって必要?同じ展開が続いて読むのが疲れるもう少しこの部分には触れて欲しかったな…などなど、少し残念な部分が面白い漫画にも付き物だと思います。

 

しかし、「懲役339年」は(少なくとも僕は、)全くそれを感じませんでした。

 

それに加えて、思わずジーンとしてしまうような感動の場面、謎が解き明かされていくワクワク感を楽しめます!!

 

4巻で完結しているので、読みやすい点も魅力的です。ぜひ読んでみてください。

 

 

おわり。

 

 

復活します。

半年ほどブログ放置してました。

通学手段が変わって記事を書く時間が減ってしまい、徐々に放置気味になっていました。

申し訳ないです。

 

急に復活した理由としては、単純に発信したい情報が増えたからです。

面白かったけどイマイチ浸透していない作品を紹介したり、僕の周りには読んでいる人がいない漫画を語ったりしたいな〜と思って復活することにしました。笑

 

更新ペースはさほど早くないと思いますが、見ていただければ嬉しいです。

【進撃の巨人】98話の感想まとめ〈1〉

かなり久々の投稿になりますね。(笑)

10月まで夏休みであまりブログを書く時間がとれず、新学期が始まってバタバタしていてやっと余裕ができてきたのでまたガンガン考察していきたいと思います。

 

98話「よかったな」は考察すべき謎がたっぷり詰まった最新話です。

非常に内容が濃いため2回に分けて考察していきたいと思います。

 

※98話を読んでいる前提で書いています。

 

前半で考察するポイント

  • ライナーの助言に耳を貸さないマーレ上官
  • 走力でガビに勝ったファルコ
  • キャッチボールをするジーク
  • マガト隊長とタイバー公ヴァリーの会話
  • エレンが持っているグローブとボール

 

1つずつ見ていきましょう

 

・ライナーの助言に耳を貸さないマーレ上官

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(98話 よかったな)

 

ライナーが作戦についての助言をしますが、マーレ上官は一蹴します。これについてはポルコやピークも皮肉を言って呆れています。

上層部がこんな感じですから、マーレ軍は軍として終わってると言えるでしょう。

後述しますが、おそらくマガト隊長も現在のマーレ軍は終わっていると考えているでしょう。

 

・走力でガビに勝ったファルコ

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(98話 よかったな)

 

ガビは訓練でも優秀ですし、戦争でも結果を残していて、鎧の巨人の継承はほぼ決まっているような状態でした。ファルコはガビに戦士になってほしくないので、自分が継承権を得ようと必死に努力しています。

今回、ファルコが勝ったことで鎧の巨人の継承はガビで確定という雰囲気が揺らぎ始めましたね。ポルコもどうなるか分からないと言ってます。(明らかにライナーより優秀だったにも関わらず継承を得られなかった過去がある)

ファルコには、訓練兵時代のエレンのような意志の強さを感じます。

僕はファルコが継承権を得るのではないかなと考えていますが、そもそも継承する前にマーレに何かしらの変化が起きる流れになりそうな気もします。

 

・キャッチボールをするジーク

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(98話 よかったな)

 

ジークがコルトを誘って2人でキャッチボールをするシーンです。ウォールマリアで調査兵団と戦ってる際、ジークは完全試合パーフェクトゲーム)など、野球の用語を発していました。マーレに野球があるなら納得ですね。

また、ジークはおそらく野球がかなり上手いです。コルト(おそらく運動神経はある方)でもコントロールがあまり良くなく、わざとジークの上手さを目立たせるようなシーンが描かれています。この技術が獣の巨人の投石攻撃に活かされているわけですが、一体ジークはどこで野球を練習したのでしょう。

後で書きますが、エレンにボールとグローブを送ったのはジークだと考えています。単にジークが投げるのが上手いことを裏付ける以外に何かしらの意味がありそうです。

 

 ・マガト隊長とタイバー公ヴィリーの会話

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(98話 よかったな)

 

家の増築の件と言っていますが、これは軍の改革を指していると考えられます。

会話の後にヴィリーがマガト隊長に「軍はあなたのものだ」と言っていますし、先ほども述べましたがマーレ軍の上層部は無能です。マガト隊長の発言も軍のことを言っているとすればすべて意味が通ります。

そして重要なのが、マガト隊長の「我が家にはすでにネズミが入り込んでいるようです」という発言です。

我が家をマーレ軍とするなら、マーレ軍にスパイがいるという意味になりますよね。

果たしてこれは誰のことを指しているのでしょうか?(↓考察してます)

 

・エレンが持っているグローブとボール

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 (98話 よかったな)

 

エレンがグローブとボールを家族にもらったと言っています。 この家族とは誰を指しているのでしょうか。

 

おそらく、ジークです。

 

こう考える理由はジークがキャッチボールをしていたからだけではありません。

エレンはファルコに仮病のことをバラしていますし、今更ファルコに嘘をつくとは思えません。

そして、エレンの家族と言うと消去法でジーク以外にあり得ないのです。

グリシャやカルラ、ダイナは死んでいますし、エレンの家族と言うとジークとジークの祖父母くらいしかいません。しかし、この次のシーンでジークの祖父がエレンを認識していないことからジークしか考えられないのです。

また、ミカサも家族と言えますが、そもそもマーレ国内なうえにミカサがわざわざグローブを送る意味も分からないのでジーク決定でしょう。

となると97話からエレンが手紙をやり取りしているのはジークではないでしょうか。もしかしたら、マーレ国内で何かを計画しているのかもしれません。

 

というわけで、マーレ軍に入り込んでいるスパイはジークであると予想しました。

 

これは今後の展開に必ず影響します。ジークの目的は果たして何なのか。話が進まず謎の解明ばかりしていたマーレ編ですが、次回あたりで大きな動きがありそうです。非常に楽しみですね。

 

98話の考察の後半もまた書くので、見ていただけると嬉しいです。

 

 

おわり。

 

 

 

電車の座席を区切る意味について

僕は普段、通学には阪急電車を利用していますが、遊びに行く時などはしばしばJRを利用します。路線によりますが、僕がこの前乗った普通電車では、七人がけの座席が向かい合って並んでいました。
言葉で説明しても分かりにくいと思うので、図で説明するとこんな感じです。↓

◯◯◯◯|ドア|◯◯◯◯◯◯◯|ドア|◯…


◯◯◯◯|ドア|◯◯◯◯◯◯◯|ドア|◯…

◯が座席です。

この時は、席が埋まっていたため僕は立っていたのですが、よく見ると7人がけに椅子に6人しか座っていません。詰めればもう1人座れるのに…。とも思いましたが、知らない人と体が触れ合うくらいまで詰めるのも心理的に嫌という人がいるのも分かります。特に女性だとそのような考えを持っていても不思議ではありません。
しかし、その隣の7人がけの椅子はもっと酷い状況でした。荷物を脇に置いていたオバサンのせいで、7人がけの椅子に5人しか座れていませんでした。

荷物は膝の上に置けよ!!


と思いましたが、こんなこと言う勇気もないので、何もせず目的の駅で降りました。
いやお前も言いたいことくらい言えよ!!

その後、用事を済ませ降りた駅から最寄駅に帰ったのですが、その時乗った電車は座席の形状が行きに乗った電車と異なっており、下図のようになっていました。

◯◯|◯◯|ドア|◯◯|◯◯◯|◯◯|ドア|◯…


◯◯|◯◯|ドア|◯◯|◯◯◯|◯◯|ドア|◯…

◯が座席で、|が座席の区切りです。

座席を区切ったら狭い座席がより窮屈になってしまうのではないかと行きの電車のことを思い出していたのですが、不思議なことに全ての座席にしっかりと7人ずつ座っています。帰りだったから仕事をしている人の帰りの時間とかち合って疲れている人が多いのではないかと考えましたが、これにはおそらく別の理由がありそうです。

7人がけの椅子に6人で座っていた(行きの電車)の場合、1人あたりが座る席は7/6(≒1.16666…)になります。この程度だと、特に罪悪感も違和感もなく座れてしまいます。
しかし、これを2人がけ、3人がけ、2人がけに分けた(帰りの電車)場合、6人で座ることが心理的にやりにくくなります。6人で座る場合、2人がけの椅子に1人しか座らないパターンか、3人がけの椅子に2人しか座らないパターンのどちらかが生じます。
2人がけの椅子に1人で座る場合、1人あたりの座席はもちろん2になりますし、3人がけの椅子に2人で座る場合でも、1人あたりの座席は3/2(=1.5)になります。こうなるとさすがに罪悪感を感じるのではないでしょうか。


うわっ…私の席の取り分、広すぎ…?


となって、端に詰めたりすることでしっかり定員分座れるという面白いデザインですよね。

僕の推測でしかないのですが、この座席配置はしっかり7人座ることを意図して作られた構造だと思います。


しかし、車両内を見渡してみると、3人がけの椅子に大きく脚を広げて2人で座ってるサラリーマンがいました。

デザインの意図汲み取れよ!!


と少しドヤ顔をしながら心の中で叫んで電車を降りました。寂しい奴とか言わないで。

このように、身の回りのモノのデザインは人間の心理を意図して作られていることが多いと思います。少し意識して見ると面白い発見があるかもしれません。

【小説】大学生に是非読んで欲しい1冊を紹介!

大学生になってから、考え事が増えた気がします。将来の仕事について、今の生活について、趣味について…いろんなことを考え、急に不安になったりもします(笑)

特に、今は夏休みで時間が多いので、より考え事をしがちです。

例えば、本当に工学の知識を生かして研究職やエンジニアとして就職して良いのか、後悔はしないか、もっと自分にとって楽しい仕事があるのではないか、と言った感じです。

 

皆さんはこのように考え事をすることはあるでしょうか。毎日楽しいからそれで良いって人ももちろんいるでしょうし、僕以上に深く様々なことを考えている人もいるのでしょう。要は個人差でしょうね。

 

大学は人生の夏休み、大学は社会に出る前の最後の天国、などという言葉を聞いたことある人は多いでしょう。確かに、社会に出てちゃんとした仕事を持てばアルバイトとは比較にならないほどのお金を手にすることになるでしょうし、同時に伴う責任もとてつもないものになります。人間関係も複雑になりますし、家庭を持てば自分の役割も増えます。僕はまだ社会を知らない大学生のガキですが、大変なことくらいは親を見てれば分かります。

 

では、人生の夏休みと呼ばれる大学生活をどのように過ごすのが正解なのでしょうか。大学生にもなると、時間の使い方は人によってかなり違います。千差万別です。

 

僕が今から紹介する小説は、そんな大学生活の過ごし方のヒントを与えてくれる作品じゃないかなと思います。

 

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(砂漠/伊坂幸太郎/新潮文庫

 

伊坂幸太郎の『砂漠』です。

入学した大学で出会った5人の男女。ボウリング、合コン、麻雀、通り魔犯との遭遇、捨てられた犬の救出、超能力対決……。共に経験した出来事や事件が、互いの絆を深め、それぞれを成長させてゆく。自らの未熟さに悩み、過剰さを持て余し、それでも何かを求めて手探りで先へ進もうとする青春時代。二度とない季節の光と闇をパンクロックのビートにのせて描く、爽快感溢れる長編小説。(砂漠/伊坂幸太郎/新潮文庫/作品紹介より引用)

 

読んだ感想としては最高の一言です。ストーリー的にも単純に面白いし、大学生というものを今一度考えさせるメッセージ性もあります。大学生に是非読んで欲しいですね。

 

伊坂幸太郎さんの作品には、所謂名言なるものが度々出てきますが、最後に僕がこの本で一番好きな言葉を紹介します。

人間にとって最大の贅沢とは、人間関係における贅沢のことである(砂漠/伊坂幸太郎/新潮文庫/534頁第2行より引用)

ネタバレになるので詳しくは言いませんが、大学生活を終えた後だとまたこの言葉の感じ方も変わってくるんでしょうね。深いです。

 

内容も難解ではなく読書慣れしていない人でもスラスラ読めると思うので、是非読んでみてくださいね。

 

ちなみに僕は、この本を読んで大学での時間の使い方を変えて、可愛い彼女ができました。

 

 

 

なんてことは、まるでない。

 

おわり。