【進撃の巨人】戦士候補生試験科目に射撃は必要なのか?
94話で、戦士候補生の試験の様子が描かれました。体力に優れるマルセル、射撃に優れる、対人格闘に優れるアニ、頭脳に優れるピークがそれぞれ合格(ピークが合格と言われている描写はありませんでしたが、ポルコの発言からそうであると予想される)しています。
僕は、これらの試験はマーレが所有している巨人の特徴に合った能力が高いかどうかを継承するかしないかの判断基準にしていると考えています。
巨人の能力は継承した人の能力によって左右されます。継承する人の体力が高ければ、巨人化した状態での体力も高く、長時間走ったりできると考えられます。知性巨人は中の人の意思で動くので、優れた頭脳を持っていれば良い判断、行動ができるでしょう。ウォールマリア奪還作戦時の車力の巨人を見れば明らかです。
また、女型の巨人は巨人化したエレンと対峙した時に、アニが訓練でしていた体制をとり、エレンを圧倒しました。後に鎧の巨人とも戦ったエレンも格闘なら女型の方が手強かったと言っています。
では、超大型巨人はベルトルトの高い射撃技術を利用したでしょうか?
超大型巨人が主にしたことと言えば、シガンシナ区外壁の門を蹴り破ったこと、ウトガルド城で調査兵団と交戦(このとき、蒸気攻撃を使用)し、エレンに押されていた鎧の巨人をフォローしたこと、ウォールマリアで巨人化時の爆発で多くの調査兵団を倒した後エレン、アルミンと交戦したこと(敗れましたが)があります。
あれ…?射撃技術使ってなくね?
一見すると、確かに射撃技術は必要なさそうです。なんとか無理やりそれっぽい理由をつけるとしましょう。
考えられる1つ目の理由は、視力です。
巨人の目を攻撃すると巨人の中の人は目が見えなくなります。つまり、巨人の目と中の人の目はリンクしています。このことから、中の人の視力が巨人の視力に影響するという仮説が立てられます。
超大型巨人はその名の通りめちゃくちゃでかいです。エレン、アニ、ライナーが巨人化すると大体15mくらい、ジークは17mくらいです。
それに対し、超大型巨人は60mあります。
つまり、他の巨人より広い範囲を見渡すことができます。パラディ島ではそこまで役に立つかわかりませんが、マーレが所有する巨人の使い道はパラディ島制圧だけではありません。マーレは他国との戦争に巨人を主力兵器として採用しています。
地上戦において、広範囲が見渡せるというのは非常に強力だと思います。軍隊についての知識はないので詳しくは分かりませんが。
これらの理由から、高い視力を持つ人間であれば、少なくとも他の人よりは超大型巨人の能力を有効に使うことができると言えるでしょう。
もう1つの理由が、体幹です。
しっかりと弾を打つためには、体を安定させる必要があります。超大型巨人は、体がとてつもなくでかいので、直立するのはかなり難しいと予想されます。つまり、巨人化した時に体を支える強い体幹があるかどうかを射撃で試している可能性があります。
この姿勢なら関係ないか…(笑)
または、単に射撃の実力を試している可能性もあります。先程も言ったように、マーレは巨人を他国との戦争に利用していますが、巨人継承者は、長い戦争の間ずっと巨人化しているわけではありません。おそらく普通の兵隊としての役割少しはあるのでしょう。巨人継承者は貴重なので、特攻みたいなことはしないとは思いますが。
少しは戦場で銃を扱う機会があるのかもしれません。
考えられる予想はこのくらいですね。
作中の描写から明らかなように、戦士に選ばれることは難しく、また選ばれれば一族全員にとって名誉なことです。差別されているエルディア人にとっては家族の中から戦士を出すということはとても意味のあることだと思います。
これらのことから、戦士に選ばれるのは物凄く高い倍率であると思います。
巨人化した時にさほど重要でない能力が優れているからといってその人を戦士候補生に選ぶでしょうか?
それはないと思います。
もちろんベルトルトは射撃以外の科目もそこそこ優秀だったとは思いますが、射撃の技術は巨人化したときに重要であるから試験科目になっていて、重要な科目である射撃で優秀だからベルトルトは戦士候補生に選ばれたと思います。
(のび太戦士いけるんじゃね…笑)
今回の考察はいかがだったでしょうか。
僕の推測が入りすぎている気もしますが(笑)
作中で明らかになっている情報から色々な仮説を立ててみるのは楽しいので是非みなさんもいろいろ考えてみてください。
質問、意見等あればコメントお願いします。
おわり。